通級指導教室・特別支援学級で使える河村式ひらがなプリント―応用行動分析学を活かした教材&指導プログラム―
「河村式ひらがなプリント」サポート教材集
・小学校等の学校向けにプリントや動画を作成しましたので、ご自由にご活用下さい。
(公的機関以外での使用についてはお問い合わせください。)
・パワポやワード形式で元データが欲しい場合は、上部のタブからお問い合わせください。
・更新情報をメールでお知らせします。希望する場合はこちらから→メール配信
○「読み聞き」指導に使う動画
複数名への指導で進度が分かれた場合、個々にフラッシュカードを行うと他児の集中を妨げることがあります。そのような場合、以下の動画をイヤホン付きタブレットで再生すると「読み聞き」を代用できます。(課題番号は本書と対応)
○絵カード
そもそも語彙が理解できない時に、以下のように使用します。
①複数枚のカードを提示し、「〇〇はどれ?」と問い、指差す。できなければ正答を教師が指差してまねさせる。できたら称賛する。自力でできるまで復習する。
②カードを一枚提示し、「これ何?」と問い、発声を求める。言えなければ教師が正答を言ってまねさせる。できたら称賛する。自力でできるまで復習する。
・原則として絵のみのカードを使用しますが、文字カード(書籍付属)への移行期には、文字と絵が両方含まれたカードに段階的に移行しても構いません。
○運筆プリント・視写プリント・筆記プロンプト
以下の学会発表で公表した教材を、さらに改良した運筆プリントです。
☆河村優詞 (2021). 知的障害特別支援学級におけるWAVESの成績傾向と介入効果 日本特殊教育学会第59回大会.(電子媒体)
・本書付属の運筆プリントによる指導を行っても仮名のなぞり・視写が難しい場合に使用するプリントです。
・拡大・縮小コピーして難度を調整してください。
・正確な個所にマルをつける、ポイントを与える、称賛する等の方法で、正確な筆記を促します。
・後半は漢字指導を前提としており、難度が高くなっています。ひらがな筆記段階の児童には前半部分のみで十分対応できます。
・ある程度文字が筆記できるようになったら本プリントの使用を中止し、文字の指導の中で字形を修正してください。
・「筆記プロンプト」を使用しても本書の清音プリントができない場合、空白のマスにペンで文字の形に点線を書いてなぞらせ、この点の密度を徐々に減らし、最終的に始点のみペンで示して視写させます。ここまでできてから本書の清音プリントに移ります。
○単語プリント
・検定教科書等から抽出した350語以上の単語を書き取りプリントにしました。
・課題の番号は本書の各種プリントの番号と対応します。
・なぞりの入ったプリントで一度練習し、その後空欄のマスのみのプリントでテストを行います。同じ単語が2回ずつ含まれているため、1回目がミスでも二回目で正答させやすくなります。
・たまに復習の単語が混ざっています。書けない場合、進行ペースを落とす、復習の割合を増やす等の対策を取りましょう。
※カタカナの指導が進んでいる場合は、こちらのプログラムの中のプリントを使用してください。
【清音】
【高難度】
○五十音表プリント
五十音表の順番が分かると、発音の指導が行いやすくなるほか、後続のローマ字学習にも良い影響をもたらします。
○参考資料(論文・書籍・リーフレット等)